生花からドライフラワー・プリザーブドフラワーまで!様々な花材の基本情報をご紹介します
アレンジメントや雑貨製作に使える花材について、基本情報から知りたい人もいるのではないでしょうか。花材とはフラワーアレンジメントや生け花などで使う材料のことで、一般的に生花を意味することが多いですがドライフラワーやプリザーブドフラワー、造花に対して使うこともあります。花は勿論のこと枝物や葉物、実物なども含まれます。これらのような花材は花屋や仲卸、花卉市場などで購入可能です。生花以外のものは手芸用品店で入手できることもあります。
フラワーアレンジメントに使われる様々な花材
フラワーアレンジメントを作りたいけれど、どのような花材を使えば良いのかという悩みを持っている人は多いのではないでしょうか。アレンジメント作品に使える花材にも様々な種類があるので、花や葉を選ぶときにはどのような作品を作るのか仕上がりを考えて適したものを揃えるのがお勧めです。基本のスタイルで使われることが多い材料の一例を挙げるとメインとなる花・サブとなる花、そしてそれらを引き立てる葉物などがあります。これらに加えて、アクセントになる実物をプラスするのも良いかも知れません。メインとなる花材にはある程度のボリュームがあり、1本でも見ごたえのあるものを選ぶことが多いです。例えば薔薇やダリア、百合などがその一例に挙げられます。サブになる花材ではこれよりも小さなスプレー咲きの薔薇やカーネーション、カスミソウなどいくつかのものを取り合わせることがあります。葉物ではレザーファンやレモンリーフなどがその代表です。
購入した花材を長持ちさせる保存方法
購入してきた花材は、できるだけ長持ちするような保存方法で管理しておきたいものでしょう。そのような場合には、温度が低く直射日光が当たらないところで管理するのが基本になります。温度が高いと開花が進みやすくなるので、早く花が終わってしまう恐れがあります。また気温が高いと、花材の茎を浸している水が傷みやすくなることも注意したい点です。雑菌が増えると持ちが悪くなるので、温度が高くなる場所に置くことは避けた方が良いでしょう。加えて水替えを頻繁におこない水を清潔に保つことも、花材を長く持たせるために心掛けたいポイントです。それから水替えの際には適度に切り戻しをしておくと良いですが、吸水が良すぎるとかえって花が早く終わることもあるとも言われています。他には保存中にはあまり振動を与えないようにすることも大事です。振動で受粉してしまうと、花は枯れてしまうからです。ユリのような開花時に花粉が取りやすい花なら、取っておくことをおすすめします。
問屋で仕入れた花材を水揚げする方法
水に茎が浸かっていない状態の花材を購入してきたら、どのようにして水揚げをすれば良いのかという疑問を持っている人もいるのではないでしょうか。そのような場合には、フラワーアレンジメントや生け花などに花材を使用する前にまずは水を揚げる必要があります。水揚げをするためにはまず、深めのバケツなどを用意してそれに水を汲んでおきます。そして手ごろな長さに花材をカットして、新聞紙などに包んで茎を水につけておくと良いです。一般的に長さは短いほど短時間で水が揚がり、廃棄する茎の部分も乾燥したまま捨てられるというメリットがあるので、長いままにしておく必要がないならば初めから短めにしておくと便利です。水が揚がりにくい花材の場合には、茎を斜めにカットすることをおすすめします。場合によっては1方向からだけでなく、2方向から斜めに切ることも有効です。また菊はナイフやハサミを用いてカットするよりも、手で折った方が良いです。
種類によって異なる花材の日持ちの目安
花材によって日持ちの目安が異なるので購入する場合はショップのスタッフなどに確かめることが大切です。一般的に生花は1週間から2週間ほど美しさを維持できるとされています。人気のバラは5日から7日ほどでカーネーションは2週間ほどが目安です。ユリは1週間から2週間ほど維持できるとされており、チューリップやひまわりは約1週間が目安となります。ドライフラワーには通常のものとプリザーブドフラワーが存在します。通常のものは6か月から1年以上、プリザーブドフラワーは数か月から1年以上とされています。人工の素材で作られたエバーラストフラワーは数年間にわたり美しさを維持できます。花材には様々なものがあり種類によって日持ちの目安が異なります。購入前にインターネットでどの程度の期間にわたり美しさを維持できるか確かめるのもよいでしょう。ブログやSNSなどでは専門的な知識を持つ人たちが情報発信を行っています。ショップや愛好家の人たちの意見を参考にすれば状況に応じて最適な花材を購入できます。
フラワーアレンジメントのメインにおすすめの花材
フラワーアレンジメントを作るときには、どのような花材をメインに使えば良いのか迷うという人もいるのではないでしょうか。
様々な花が作品作りに役立ちますが、一般的に主役として使う花材は存在感のあるものや目を引くようなものにするのがおすすめです。
そのようなメインに相応しく、使いやすい花材の一例にはバラが挙げられます。
バラは華やかな印象で、ラグジュアリーな雰囲気を持っている花です。
フラワーアレンジメントに使うと主役として存在感を放つことが多いです。
ガーベラは比較的安いので、費用を抑えたいときにお勧めすることができます。
可愛らしい形をしていて、どちらかというと幼さや若さを思わせるキュートな雰囲気があります。
ラナンキュラスは、一見バラに似ていますが質感に違いがあるのが特徴です。
より花びらの数が多く、丸い形が可愛い花材です。
オリエンタルユリは、大きなアレンジメントに適しています。
スタンド花に使うと豪華で華やかな仕上がりです。
花束の脇役として活躍する花材とは
花束を作るときにどのように花材選びをすれば良いか迷う、という人は多いのではないでしょうか。
どのようなイメージのものを作りたいかによって選ぶべき花材には違いがあるので、一概に花資材を選べば正解というものはありません。
とはいえよくある定番の花束を作る場合の選び方としては主役になるものと脇役になるもの、それから空間を埋める花材と葉物を入れる方法があります。
この場合、主役になるものにはメインに相応しい華やかさのあるものを選びます。
そして脇役になるものにはメインの花と調和しながら、華やかさを加えたりアクセントをプラスしたりする効果があるものがおすすめです。
空間を埋めるものはメインとサブの花を引き立てつつ、花束にボリュームを与えます。
この存在がなければ、寂しい仕上がりになることもあります。
花資材らの中でサブとして選ばれることが多い花材といえば、スプレー咲きのバラや同様のタイプのカーネーションなどが定番となっています。
プリザーブドフラワーに使われることが多い花材
プリザーブドフラワーのアレンジメントを作るため、花材を購入したいと思っている人は多いのではないでしょうか。
美しい状態で長持ちするよう加工されたこの花にも種類が色々ありますが、最もよく流通していて人気があるのは薔薇です。
このプリザーブドフラワーの花材は、見た目が華やかな印象で高級感も兼ね備えてます。
様々なアレンジメントに使用出来る使い勝手の良さも魅力の1つです。
色も様々なものが売られていて、自然の薔薇にはない色のものであってもバリエーションが豊富にある中から選ぶことが出来ます。
とはいえ中でもよくアレンジメントに使われる花材にはピンクや黄色、オレンジ、赤それから紫などといった色の薔薇が挙げられます。
薔薇以外では、カーネーションも比較的よく使われることがある花材です。
薔薇と組み合わせて使用されることも少なくありません。
他にはアジサイやカスミソウなども、脇役的な使い方をする材料として人気があります。
品質の良いドライフラワーの花材を手に入れるには
品質の良いドライフラワーの花材を手に入れるには信頼性の高い花屋やオンラインショップを購入する必要があります。
専門的な商品を扱っている店舗やブランドは、品質の高い素材を提供する傾向が見られます。
事前にインターネットや雑誌などでレビューや口コミを確認すれば、店舗の評判や提供している商品の品質が分かります。
手芸やクラフトの材料としても使われることがあるので、ホビーショップやクラフトショップに相談するのもおすすめです。
花資材らの店舗は品揃えが豊富で品質にこだわっているという特徴があります。
ドライフラワーの花材が欲しい場合は生産者や農家から直接購入する方法も存在します。
生産者に直接的に連絡を取れば品質や種類についての詳しい情報を入手できます。
自分の要望に合った花材をスムーズに手に入れるには生産者や農家に問い合わせるのが有効な方法です。
ワークショップやイベントに参加して専門家に相談する方法もあります。
専門家に相談すると比較的簡単に質の良い花材を入手できます。
ハーバリウムにおすすめのドライフラワー花材
ハーバリウムは、美しいドライフラワーを特殊なオイルに浸して長期間楽しむことができるインテリアアートです。
選ぶ花材によって、雰囲気は大きく変わります。
カスミソウは、最適な花材の一つです。
その繊細で柔らかな白い花はどんな色合いの花とも相性が良く、優雅な雰囲気を演出します。
カーネーションも、人気があります。
色鮮やかでボリュームがあり、ハーバリウムの主役としても素晴らしい存在感を放ちます。
ラベンダーはその独特の色合いと香りで、リラックス効果も期待できる選択肢です。
ローズ(バラ)は、豊かな色と形でロマンティックな雰囲気を作り出します。
小さめのバラを選ぶと、ボトルに入れやすくなります。
ゴミュラスやスターフラワーも人気で、花資材らは小さくても存在感があり深みと質感を加えてくれます。
季節感を出したい場合は、季節に合わせた花材を選ぶのも良いでしょう。
花を選ぶ際には色の組み合わせやバランスを考えることが大切で、専用のオイルを使用することで花材が長持ちし美しさを保つことができます。
通販で花材を購入するときに知っておきたいこと
通販で花材を購入するときに知っておきたいポイントは大きく分けて4つあります。
まずは花材のみの価格なのか、送料込みの価格なのかという点を把握しなければいけません。
商品自体は安くても、送料を含めた時に割高になるケースもあるので、総額でいくらになるのかしっかり調べるのがおすすめです。
次は注文した商品が届く到着予定日です。
なるべく早く手元に届いて欲しい場合は、即日発送や即日宅配のものを選ぶのが良いです。
時間的に余裕がある場合は希望日に届けることができるのか、希望した日時に予約できるのかという点を重視します。
そしてサイズも重要な要素になります。
ネット通販だと画像や動画でしか確認できないので、実際に手元に届いた時にサイズの選択ミスが発生します。
縦横だけではなく、立体的にどのくらいのサイズになるのか把握するのが大事です。
最後は商品購入時の保証に関することです。
返金対応や発送ミスに関する保証は必ずチェックしておく必要があります。
花材を少量だけ購入したいときに向く店
自宅に花を飾って楽しむために、少量だけ花材を購入したいと思っている人もいるのではないでしょうか。
それほどたくさんの本数を購入する必要がない場合には、一般的な花屋を利用する方法があります。
通常、街なかにあるフラワーショップでは1本からでも買うことが出来るようになっています。
店に入って欲しい花材を見つけたら、店員に声をかけたら取り分けてもらうことが可能です。
このようなタイプの店でも少量だけでも問題なく購入することはできますが、本数が少ないと気兼ねしてしまうという人もいるかもしれません。
そのような場合にはセルフサービスの店を利用して花材を買うと、気を使うことなく手に入れることができます。
セルフサービスは有名フラワーチェーン店があるほか、スーパーマーケットの売り場として設けられていることがあります。
ただし無人の売り場の場合には、多くの人が触れて品質が低下していることもあるので、購入時にはよく確認するのがおすすめです。
花材の鮮度の良さを見分ける方法とは
購入するなら鮮度のよい花材を選びたいと思っている人もいるのではないでしょうか。
一般的に新しいものは古いものよりも長く鑑賞をすることが出来る可能性があるので、選ぶなら新しいものがおすすめです。
鮮度の良い花材を見分けるためには、花びらに注目をすると良いでしょう。
例えば日にちが経って古くなった花は、花びらが透けていることがあります。
また花びらに皺があるように見えるものも、避けた方が良いサインです。
茶色い傷が付いているものも、あまり新しくない可能性が高いです。
それから花の形にも注目をすることで、新鮮かどうかを見分けることが出来る場合があります。
一般的に花資材から開き始める花材は、つぼみに近い形をしているのが特徴です。
開ききったものは、鑑賞できる期間が短いと考えられるので新鮮なものを選びたいときには適しません。
ただし全く開いていない固いつぼみの場合には、咲かずに終わってしまうケースもあります。
つぼみとして飾るのでなければ避けた方が良いです。
花材の基本的な飾り方と活用の方法
花材の綺麗な飾り方としては最初に最適な花瓶やコンテナを選定することが大切です。
花瓶やコンテナの選択によっては花のイメージが全く異なるものになります。
インターネットで検索すれば様々なタイプの製品を見つけることができます。
ホームセンターでも実物を選ぶことができますが通販サイトの方が品揃えが優れています。
様々な製品を比較検討して花材に合っていると思う花瓶やコンテナを選ぶ必要があります。
アレンジメントを行う場合には花材をバランスよく配置しなければなりません。
高い花材や緑を中心に配置して周囲には低いものや葉を散りばめると自然な形に仕上げることができます。
SNSやブログ、専門サイトなどでは自然で美しいアレンジメントを紹介しているので参考になります。
季節やイベントなどで適切な花が異なる点にも注意が必要です。
クリスマスやバレンタインなど季節やイベントに合わせて植物を選定しアレンジすればより印象深いものになります。
アートフラワーの花材の特徴と魅力
アートフラワーの花材にはどのような特徴があるのか、という疑問を持っている人もいるのではないでしょうか。
人工の素材を使って作られているアートフラワーはアレンジメントやウェディングブーケ、でディスプレイまで様々なところに使われています。
その花材の特徴には耐久性に優れているということが、まず挙げられるでしょう。
生花やプリザーブドフラワーの場合には、花びらが硬いものに当たると傷ついてしまうことが多いです。
しかし造花なら丈夫で、生の花よりも輸送中に気を使う必要があまりありません。
それに加えてこの花材なら当然のことながら水が不要です。
世話をしなくては萎れてしまう生花よりも、ずっと取り扱いがしやすいというメリットがあります。
そして長く飾っておくことが出来るのも魅力です。
さらに現実の花には存在しない色の花材があるのも良いところといえます。
表現の幅が広がり、作りたいイメージを実現した作品が出来る可能性があります。